ビジネスでもFXでも、サッカーやテニスと同様、
「成功したいなら、一流から学べ」
と言われます。

でも、一流の人って、どういう人を指すか、あなたは本当に分かってますか？
一流の人は、変人が多くて、一見したところ、三流以下や詐欺師に見えるかもしれません。

しかし、今では一流と呼ばれる人の、
過去の言動や行動を振り返ることで、
見るべきポイントが分かり、
相手が一流かどうか、あなたの中で見分ける精度が高くなるでしょう。

ここでは、一流のミュージシャン、アーティストである、小室哲哉を例にとって、
一流の一流たる条件について考えてみます。

＜前置き：あなたに質問をします＞

最近、音を出す事に対して、
やたら文句言う人が多く、いろいろ制約が多くて困っていませんか？

野外フェスや花火大会が中止に追い込まれたり、
保育園の子供の声がうるさい、と言われたり、
除夜の鐘まで騒音の苦情が入って鳴らせなくなったり。

では、このような、音を出すことが許されない社会の到来を、
小室哲哉が30年前に予言していた、と言ったら？
あなたは信じられますか？

＜小室哲哉の30年前の予言：Chase in labyrinth＞

実は、小室哲哉は30年前、
TM NETWORKの楽曲「Chase in labyrinth」の歌詞を通じて、
街の音が１つ、また１つと消えていく未来を描いていました。

Chase in labyrinth 歌詞



歌詞の中で、
明け方のリズム　陽気なdancing 誰かのハミング
いつものギグ・タイム　浮かれたshouting singing star

を引き合いに出して、
きのうまで生きてた街の音が消えてく

と歌ってますが、
この部分がまさに、街の音が次第に消えていく未来を表していると思いませんか？

しかも、小室哲哉が描いているのは、
野外フェスやストリートの部分だけですが、

実際に未来の街から消えた音は、
それだけでなく、子供の声や除夜の鐘まで含まれますから、
小室哲哉の想像以上に、予言が現実になったわけです。

＜凡人は一流を理解しなかった＞

小室哲哉が、音が消える未来の姿を予見して書いた、
Chase in labyrinth
は、TM NETWORKの中でもマニアックな部類に含まれます。

30年前当時の人から見れば、
街から音が消える、と言う設定（予言）が、
あまりに現実離れした、荒唐無稽な内容に思えたため、
大衆受けしなかったのです。

Chase in labyrinth
を聞いた人でも、この歌詞が未来の予言である事に気付いた人は、
ほとんどいなかったでしょう。

それどころか、30年たった今でも、
Chase in labyrinth
が、未来の街からは音が消える、と言う予言になっている事に、

これだけ騒音問題が過剰に騒がれてなお、
気付いた人は、
この記事を書いている私と、
この記事を読んだあなただけかもしれません。

つまり、一流である小室哲哉には先見の目があったが、
凡人はそれを理解できず、
予言が現実になってなお、
一流が30年前に警告を発していた事に気付けないのです。

これだけでも、一流と凡人の違いが分かるわけですが、
小室哲哉が
Chase in labyrinth
の歌詞で示したのは、実はそれだけではないのです。

＜一流の小室哲哉は、未来人に解決方法も示していた＞

Chase in labyrinth
の歌詞には、
小室哲哉の予言が現実になった時に、
つまり、今を生きる私たちが取るべき行動まで示されているのです。

音を出すことが許されない街の姿を
「闇」「惑わされた街」
と言うことばで、
好ましくない状態であることを示しています。

そして、
背中に迫るあの声に　振り向かずに　キャロル
奪われた僕らのメロディ　とりもどすのさ　いつか
ふたりならば怖くはない

この部分が、未来人に対するメッセージ、解決方法です。

要約すると、

批判の声に惑わされることなく、
自分が正しいと思ったことは行動に移そう
応援してくれる人は必ずいるし、行動すればいつか目標は実現する

単に未来の状況を予言しただけでなく、
予言が現実になった時に取るべき行動まで30年前に示していた！

小室哲哉が一流である本当の理由は、

・凡人が見えない未来を予言し
・予言が現実になった時にとるべき行動も示した

こういうところにあると私は思うのですが、いかがでしょうか？