主要国通貨の中では高金利通貨として人気の豪ドルと、
低金利通貨で、日本人にとっては自国通貨である円の通貨ペアである、
豪ドル円(AUDJPY)。
世界的に見ればマイナーな通貨ペアですが、
日本人にとっては、豪ドルは、
安定した高金利通貨の、外貨運用先として人気があります。
豪ドル自体の特徴については、
「
豪ドル/ドルの1日の値幅をFXの売買に生かす」
に書いたので、これ以上は重複になるので省略します。
ここからは、通貨ペア豪ドル円(AUDJPY)の特徴と、
FXで取引する上での注意点を説明していきます。
<特徴①:豪ドル円の、1日の値幅>
通貨ペアの1日の値幅の目安を押さえておくことは、
取引する上で、参考になります。
豪ドル円の、2016年10月と、2017年1月の、
1日の値幅の表を以下に示します。


いずれの月も、
平均すると、1日で80銭程度の値幅です。
そして、
月に数回、1円以上の値動きをする日があります。<特徴②:豪ドル円は、午前に値が動きやすい>

豪ドル円の大きな特徴として、
午前中に値が大きく動くがあります。
特に、オーストラリアの経済指標が発表される、
午前10時台の値動きが大きくなっています。
午前中、東京時間の前場の時間帯が、
日本、オーストラリアの両方が経済活動・金融取引が活発な時間ですから、
言われてみれば、ああ、そうだな、となるのですが、
FXと言えば、夜間の値動きが激しい、と言うイメージでいると、
思わず足元をすくわれることになるので、
その点は注意が必要です。
ただし、ロンドン市場とニューヨーク市場が同時にオープンしている、
22時~0時台にかけても、値は動きやすいです。
<特徴③:オーストラリア、中国の経済指標に注意する>
豪ドル円は、オーストラリアや、
オーストラリアと結び付きの強い、中国の経済指標発表により、
豪ドル主導で値が動く特徴があります。
オーストラリアの雇用統計などの経済指標発表、
金利政策発表のタイミングでは、大きな値動きが発生しやすいです。
また、中国の経済指標発表でも値が動くので、
これらの指標発表のある日は、注意が必要です。
<特徴④:買いでエントリーすれば、スワップポイントがつく>
以前に比べると豪ドルの金利は下がってますが、
それでもなお、豪ドル円は、金利差の大きい通貨ペアです。
このため、買いでエントリーすれば、
ほぼすべてのFX証券会社で、プラスのスワップポイントがつきます。
(スワップポイントについては、
「
FXのスワップポイントとは?魅力と注意点」を参照)
デイトレではなく、長期間にわたってポジションを保有し続ける場合は、
スワップポイントを狙ったエントリーもできます。
以上jは、豪ドル円の特徴ですが、
ここからは、取引する際の2つの注意点と、
おすすめのFX証券会社について、説明していきます。
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<注意点①:リスクオフの時は投げ売りで大暴落する>
投資家の心理として、豪ドルを売ってUSドルを買いたい時と、
USドルを売って円を買いたい時は、重なります。
また、豪ドル円は、長期運用のスワップ目的で、
買いでエントリーする人が大半です。
このため、いったん売られ出すと、
投げ売りが発生して、大暴落する事がよくあります。
2016年の、豪ドル円の、1日の値幅が大きかった日を示します。

年に6回、3円以上の値幅を付けた日があり、
中でもブレグジットでは9円以上、
アメリカの大統領選の時も、5円以上の値幅をつけています。
他に、3円近い値動きをした日も、2つ示しています。
これら、
大幅に値が動いた日の特徴として、
豪ドル売り(円高)方向に値が動いたり、
豪ドルが売られた後、買い戻される往復の値動きの日が多いことです。
豪ドル買い(円安)で大きく値が動いた時もありますが、
1日で3円以上値が動く時は、豪ドルは売られるケースの方が多いです。
豪ドル円は、買いでエントリーすることが多いと思いますが、
このような投げ売りの大暴落には、注意が必要です。
<注意点②:週明けは窓が大きく開きやすい>
豪ドル円は、月曜朝に、
前週末の終値から、かなり離れた値をつけてスタートすることがあります。
豪ドルやNZドルと言った、オセアニアの通貨は、
元々、週明けに窓が開きやすい特徴があります。
土日の間に、政治や経済の大きなイベント、
世界中で意識される、大きな事故や災害、テロが起きた場合、
1円近い窓が開くこともあります。
週をまたいでポジションを持ちこした場合、月曜朝に、
設定した損切りラインよりも、大幅にマイナスの損失確定したり、
強制ロスカット、口座残高がマイナスになるリスクがあります。
これらリスクへの対策として、
週をまたいでポジションを保有しないようにするとともに、
追証無し、ゼロカットシステム導入のFX口座を利用することが大切です。(参考:
追証とゼロカットシステム:知らないとFXで人生が終わる!)
<リスク対策も踏まえた、豪ドル円のおすすめFX口座>
豪ドル円は、日本では比較的人気の通貨ペアですが、
世界的には、マイナーな取引になります。
このため、海外のFX口座では、国内FX口座と比較して、
スプレッドが広かったり、ストップレベルが大きく設定される傾向にあります。
しかし、
国内FXは、基本的に相対取引で、
あなたの利益と、FX業者の利益が相反します。また、
国内FXには、ゼロカットシステムがありません。定期的に繰り返される、豪ドル円の大暴落へのリスクを考えたら、
多少、スプレッドの広さや、ストップレベルの大きさに目をつぶってでも、
取引や価格に透明性、公正性があり、
ゼロカットシステムが導入されている、NDD取引の海外FXの利用がおススメです。(参考:
FXのスプレッドは、狭いほどいいわけではない)
(参考:
NDD方式と相対方式:FX口座の、これだけは知っておきたい)
(以下、2019年2月9日、追記)私は、このようなリスク対策を踏まえ、
XMと言う、
NDD方式、ゼロカットシステム導入の、FX口座を利用しています。
以前は他社のFX口座を使っていたのですが、
提示される価格が市場価格を明らかに反映していない出来事が起きたため、
市場価格をきちんと反映した、XMにFX業者を変更しました。
(参考:
XM(FX会社)の評判は?実際に使ってみた)
<参考:XMのFX口座開設方法>
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(私の場合、免許証の住所変更があったにも関わらず、5時間で完了しました)

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シグナルに従ってトレードすればよく、心理的に気楽ですので、是非、ご利用下さい。
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