今更何を、と思うかもしれませんが、基本に立ち返る意味でも、改めて確認する意味も含めて書いていきます。
投資に対して「ギャンブル」と言うイメージが世間では強いです。しかしそれは、投資についての基本知識、特にチャートの見方と資金管理の知識・決め事がないままFXや株を始める行為に対しては言えますが、知識とルールに基づいた投資には当てはまりません。
そもそも
人生なんてすべて「ギャンブル」です。
年収300万円の会社員が住宅ローンを組める一方で年収1000万円を安定して稼いでいるFX・株投資家がローンを組めない事からも分かるように、世間では会社員と言う職業が一種の信用手形になっています。
が、会社員だっていつ体を壊して働けなくなるか分かりません。1日数分チャートを見るだけの株式投資なら出来ても朝から夕方まで会社で働くのは無理な体にいつなるか分かりません。また大手企業でも倒産や人員削減が当たり前に行われる時代、いつ会社を出されてもおかしくありません。つまり
会社員人生だってれっきとした「ギャンブル」なのです。
むしろ、投資家はチャートの見方や資金管理と言うスキルを持っている事を考えたら、いざと言う時、スキルの無い会社員より有利でさえあります。
給料をもらうだけの会社員が一番安定しているように見えて実は一番危険なのです。
少し話がそれましたが、投資にも根拠のある投資と根拠の無いギャンブル投資があります。

これは2017年2月14日前後のAUDUSD(豪ドル/USドル)の値動きを示したものです。
日本時間で日付が15日に変わるところで、突然大きな値動きが発生しています。この時間に米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の発言があり、それを受けて相場が大幅変動したものです。
それまで豪ドルがUSドルに対し買い目線だったのが、イエレン議長の発言を受けた後は一気に豪ドル売り(USドル買い)になりました。1豪ドル=0.768USドルから一気に0.762USドル以下まで、60pips以上も下落し、その水準で推移するか目線が売りに転ずるかと思いきや、相場の豪ドル買い意欲は強く、イエレン発言後は安値になった豪ドルを買い戻して15日早朝、NY市場クローズ時には元の水準まで値を戻してきました。
このような値動きはテクニカルを無視したものであり、ここでトレードするのは危険なギャンブル投資と言えます(注:イエレン発言時の売り目線に対しては、24時間の値幅に注目して「まだ下がる」「もう下がらない」と判断してエントリーする方法もあります。が、その後の値戻しはなかなか根拠が見当たりません)。
しかし要人発言や重要な経済指標発表で
テクニカルを無視した値動きが想定される場合にはトレードを控え、安定した値動きをする場所のみでトレードするのであれば、ギャンブルではなく根拠のあるビジネス投資になります。(豪ドルは高金利通貨であり、豪ドル買いでエントリーすればスワップを期待できる半面、流通量が少ない分、要人発言や経済指標でテクニカルを無視した値動きをしやすいので要注意です)
トレードをする時は、自分の投資がギャンブル投資になっていないか、常に第三者的に見る必要があります。
それさえ守れていれば、投資は決してギャンブルではありません。
そのような投資もギャンブルと言うのであれば、会社員生活もギャンブルです。
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