<ボリンジャーバンドとは何か>
ボリンジャーバンドとは、1980年代に入ってから、
米国の投資家、ボリンジャー氏によって開発された、
テクニカル分析手法の1つです。
正規分布や標準偏差の理論を活用した他、
相場の変動率(ボラリティ)によって、
バンドが広がったり縮まったりすることから、
相場の方向性だけでなく、勢いも示すところが特徴です。<ボリンジャーバンドの構造>

ボリンジャーバンドは、中央に移動平均線がきます。
(参考:
FX初心者向けの移動平均線の使い方、相場分析)
その上下に、標準偏差を意味する、σ線が引かれます。
平均より上をプラス(+)、平均より下をマイナス(-)で現し、
移動平均線に近い側から、
1σ、2σ、3σ、となります。
理論的には、
±1σ以内に、68%
±2σ以内に、95%
±3σ以内に、99%の確率で収まります。
<MT4における、ボリンジャーバンドの設定>
FXの国際共通プラットフォームである、MT4では、
ボリンジャーバンドのデフォルト設定は、
・期間20の単純移動平均線
・バンド±2σとなっています。
この設定は、特に変更しなくてもよいでしょう。
また、σ線の内、もっとも使い勝手のいいものが、2σです。
なぜなら、1σは頻繁に超えてしまい、3σはほとんど到達しないからです。
<ボリンジャーバンドを逆張りで使う時>
一般的に、ボリンジャーバンドは、
標準偏差を意識した、行きすぎからの戻りを狙った逆張り手法、と言われます。
しかし、常に2σを逆張りの目安として使うのは危険です。
ボリンジャーバンドを逆張りで使えるのは、
・移動平均線が水平で、ボリンジャーバンドの間隔が狭い(スクイーズ)時です。

例として、2017年2月13日、日本時間午後6時すぎの
豪ドル/ドル(AUDUSD)の1時間足で説明します。
このチャートの〇1で囲った部分は、
移動平均線、ボリンジャーバンドともほど水平です。
このような部分では、2σの逆張りが有効に機能します。
<バンドウォーク時は、ボリンジャーバンドは順張りで使う>
一方、〇2で囲った部分では、
移動平均線が水平から右上がりに変わり、
ボリンジャーバンドの2σが開いています。
(エクスパンション)
また、チャートの一番左側でも、
移動平均線の傾きが急に大きくなり、
2σのエクスパンションが確認されています。
このような場所では、
ロウソク足が、2σに沿って移動する、バンドウォークが発生することがあります。
バンドウォーク時は、2σは、順張りの指標になります。ただし、バンドウォークは、ダマシの多い指標です。
バンドウォークを狙った、トレンドフォローの順張りする時は、
他のテクニカル指標と合わせて使うことをおすすめします。
また、〇2内の右側、バンドウォークが終わり、
2σが縮まってきたら、移動平均線を横切った値動きが発生しやすくなります。
2σが縮まってきたところでは、移動平均線は、利確ラインになります。
(チャート〇2内、ピンクの線)
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