主要な経済指標の発表がある時、
短期足のチャートでは、それまでのテクニカルを無視した値動きが出ることがあります。
例として、2017年2月3日金曜日の、
NY市場クローズ時の豪ドル円(AUDJPY)の15分足を見てみましょう。

(注:豪ドル円の特徴を知りたくてここに辿り着いた方は、
「
豪ドル円の4つの特徴と、FXでの2つの注意点」へ、飛んで下さい)
<相場全体の状況>
全体としては、緩やかな右上がりの値動きになっています。
一方的な相場でなく、大きく見れば上昇していることから、
値が下がってきたところでの押し目反転を狙った、
「トレンドフォローの逆張り」が有効な相場です。
(参考:
トレンドフォローの逆張りが、FXエントリーのタイミング!)
<大きく値が動いた、3つのポイント>
ところでこのチャートには、大きく値が動いた場所が3つあります。
いずれも経済指標発表があったタイミングです。
①豪貿易収支発表時チャートの一番左に、豪ドルが突然、大きく上昇したところがあります。
豪貿易収支の発表を受けて、豪ドルが買われたところです。
しかし、2σのバンドウォークで値を伸ばしたものの、
その後、15分足の移動平均線を割り込むところまで、
一気に反落しています。
その後、再び買いが入ってますが、
指標発表時の最高値を更新せず、レンジ相場に移行しています。
経済指標発表に乗っかって深追いすると、
痛い目に遭う、と言うことも、よく分かるチャートです。
②中国経済指標発表時レンジ相場に移行した豪ドル円は、その後、
売りが入り、短期的な下落トレンドに転換しました。
-2σに沿ってバンドウォークですから、短期と言え、
強い売りトレンドです。
しかし、中国の経済指標発表をきっかけに、
それまでのトレンドを完全に無視して、大幅に値を上げています。
③米国雇用統計発表時ここは、完全に、テクニカルを無視した値動きです。
米国雇用統計発表と同時に、
値が上下に大きく振れ、
しかも、結局は、元のサヤに収まっています。
<後から見ればテクニカル的、でもその時点では違った>
このチャートを後から見ると、テクニカル的に値が動いたように見えます。
③の米国雇用統計発表時の上下に長いヒゲだけが、
テクニカルを無視したノイズで、
これとて、安値は、右上がりのサポートラインに従っているように見えます。
しかし、
指標発表の瞬間の値動きは、
まるで、それまでのテクニカルを無視したように見えます。③の高値は、後から見ても、テクニカルを無視したノイズです。
このように、15分足のような短期足のチャートでは、
経済指標発表時には、
後から見て、なおノイズとなる値動きをしたり、
その時点では、それまでのテクニカルを無視したように感じる値動きをするので、
激しい値動きをしている瞬間でのエントリーは、
非常に危険です。
経済指標発表時の値動きさえ織り込むような、
大きな流れを把握した上で、
その流れに沿ったトレードを心掛けることが、
大きな損失を出さないために大切です。
(参考:
米国雇用統計の特徴とFXでの注意点)
(参考:
FX、主要経済指標発表時の値動きは、4時間足で確認しよう!)
スポンサーサイト
<おすすめのFX口座>
以下のバナーをクリックすると、
すぐにFX口座を開設できます。
(私の場合、免許証の住所変更があったにも関わらず、5時間で完了しました)
FX口座に関する詳しい情報は、
「
XM(FX会社)の評判は?実際に使ってみた」
をお読みください。

(XM口座開設は、こちらから)
XMパートナーになると、
あなたのアフィリエイトで誰かが口座を作った場合、
その口座で取引が行われるたびに、あなたに報酬が入ります。
アフィリエイト口座を作るリスクはゼロなので、
合わせて、アフィリエイト用口座も作っておきましょう。
XMアフィリエイトの詳しい情報は、
「
XMアフィリエイトが稼げるこれだけの理由」
をお読みください。

(アフィリエイト口座は、こちらから作れます)
以下は、おまけになりますが、
こちらの「天底チャート MT4」は、
相場の反転ポイントを見極めてエントリーや決済のシグナルを出してくれます。
シグナルに従ってトレードすればよく、心理的に気楽ですので、是非、ご利用下さい。
※XMには、MT4口座とMT5口座がありますが、
「天底チャート MT4」は、MT4のみに対応です。
MT5には対応していませんので、ご注意ください。
スポンサーサイト