相場の大きな方向性(トレンド)に沿ってエントリーと決済を繰り返せば、
利益が出ると言われているのに、
なぜか、トレンドフォローした時に限って損失決済になっていませんか?

例えば、今(2023年6月16日)のドル円は、
週足レベルでダブルボトムつけてからの上昇中ですが、
ドル円で買い(ロング)エントリーしかしていないのに、
利益が出ない、あるいは損益がマイナスになっているのであれば、
この記事を最後までお読みください。
<1、実際に自分が使う時間足でも環境認識を行うこと>
トレンド方向にエントリーしているにも関わらず損失決済が続く理由の1つに、
自分が使う時間足の環境認識が十分できていないことが考えられます。

ドル円、上図週足と同じ時期の、4時間足です。
大きなトレンド(相場環境)は上昇と言っても、
ここ最近は、4時間足レベルで横ばいレンジ相場になっているのが分かると思います。
ですので、大きな上昇の後、
下位の1時間足あたりで少し下げたと思って買いエントリーしてしまうと、
本格的な下落はまだこれから、で、含み損がどんどん増えてしまいます。
そして、週足レベルでも直近はもみ合ってますから、
上位レベルのトレンド転換がきたのでは、と早とちりして、
損失確定させてしまうのです。
その後、再び上昇し、
「あと1日待てばよかった!」
と思っても、後の祭り。
直近の相場環境が横ばいレンジである以上、
大きく下げた時のみ買いエントリーし、
それ以外の場所ではトレードしないことで、無駄な損失を避けられます。
<2、「可能性」で判断するな、チャート内の確定した足のみで判断せよ>
トレンド方向にエントリーしているのに損失が続く理由の2つ目として、
実際のチャートの形ではなく、「可能性」で判断していることが考えられます。
実は、先ほどの文中で、「可能性」で判断している箇所があるのですが、
どこか分かりますか?
>①週足レベルでも直近はもみ合ってますから、
>②上位レベルのトレンド転換がきたのでは
のうち、②の「上位レベルのトレンド転換がきたのでは」がそれです。
①の週足で直近もみ合っているのは、確かにチャートに現れています。
しかし②については、
週足でも、4時間足でも、
下落トレンドなど発生していません。
含み損が増えた事で、正常な判断ができなくなり、いらない損切りしてしまったのです。
このチャートで言うなら、4時間足、日足レベルの平行チャネルできれいにサポートされており、
買いエントリーの最終損切りラインは、
この平行チャネルをロウソク足の実体で確定した後でも遅くありません。
何より、上位足のトレンドは、そう簡単には変わりません。
もちろん、損切りまでの値幅が大きくなる点は注意が必要ですが、
20pipsの損切りを5回やるのも、
100pipsの損切りを1回やるのも、
損失幅は同じです。
要は、
買いエントリーした以上、実際のチャートで下落トレンドを確認するまでは、
安易に損切りするな、です。
ただし、安易な損切りしなくても済むよう、
十分下落した後のみエントリーする事や、
ロット数を大きくしすぎない事は大前提ですよ。
<3-1、大きなファンダメンタルズの前後は要注意>
あなたが正常に相場環境を判断できない理由として考えられる3つ目は、
ファンダメンタルズ情報に振り回されている可能性です。
この記事を書いている2023年6月16日は金曜日ですが、
今週は、FOMC、ECB、日銀と、各国の政策金利が相次いで発表される週でした。
このような各国の政策金利や、米国雇用統計などの大きな経済指標発表が近づくと、
相場は膠着状態になって、
横ばいレンジや三角持ち合いを作りやすくなります。
そして、金利や指標発表をきっかけに、どちらかに大きく値が動く事がある他、
上位足レベルのトレンド転換の引き金になる事もあります。
ですが、今あげた事は、すべて「可能性」でしかありません。
政策金利や経済指標が実際にレンジブレイクやトレンド転換になるかは、
実際のチャートに形が現れるまでは、決して分かりません。特に4時間足や日足、週足ともなると、
過去の政策金利や経済指標による値動きを織り込んで、
テクニカル的な形を作っているわけなので、
現在や、将来の政策金利、経済指標においても、
テクニカルを完全に無視した値動きをする事はまずありません。
(参考:
FXトレードはファンダメンタルズよりテクニカルが重要!理由を教えます)
FOMCがあったから上昇トレンド終わったかも、とか勝手に決めつけず、
実際のチャートの値動きだけで判断し、
まだ起きていない事は、実際に起きるまでは、
損切りの判断材料にしないでください。
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<3-2、国内FX使うのやめてXMを使おう>
あなたがポジション持っている時に正常な判断ができない原因に、
追証や強制ロスカットが脳内を巡っている可能性が考えられます。
FXには大きく分けて、国内FXと海外FXがありますが、
国内FXはレバレッジが25倍に制限されている上、
証拠金維持率が一定水準を下回ると、
追証(追加入金)を求められます。
しかも厄介な事に、
レバレッジが低い方が、わずかな逆行でも追証や強制ロスカットに引っ掛かりやすいのです。
(参考:
FXの資金管理は、レバレッジより通貨数量を意識すること!)
追証があると、例えばFXに使う資金は10万円と決めていたとしても、
20万円、30万円…、と、当初予定より大幅に大きな金額をFXにつぎ込む原因になります。
これでは、ポジション保有中にまともな判断ができなくなっても仕方ありません。
これを解決するには、
レバレッジ制限がなく、追証もない、
相場が急変しても、ゼロカットシステムで借金リスクすらない、
海外FXを使うしか方法はありません。
(参考:
追証とゼロカットシステム:知らないとFXで人生が終わる!)
とは言っても、大手海外FXのGEMFOREXサービス停止が最近起きたばかりで、
海外FXを使うことに不安はあるかもしれません。
ただ、GEMFOREXの件はレアケースな上、
あくまで個別案件で、これを理由に海外FXを全否定する理由にはなりませんので安心してください。
(参考:
GEMFOREXがサービス停止!背景と今後のおすすめFX会社も教えます)
GEMFOREXより大手で、金融ライセンスの面からもリスクが少ない海外FXは、
現状、正直、XM一択です。
XMが使えなくなったら、国内外通して、安心して使えるFX会社はない、
と言うのが私の正直な感想です。
そんなわけですので、あなたが国内FX使っていて追証が気になって正常なトレードができなかったり、
マイナーな海外FX使っている場合は、
XMへの乗り換えをお勧めします。
(まったくの余談ですが、私も、他社からXMに乗り換えた過去がありますよ)
(参考:
FX口座、BigBossからXMに変えた理由)
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※XMの口座開設方法は、
XMのFX口座開設方法を教えますに書いた通りです。
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