海外FXの定番、
XMで取引する時の話です。
新規注文と、ロスカット用の逆指値をセットで仕込んでおき、
その後、相場が急変。
市場価格が、新規注文だけでなく、
一気にロスカット用の逆指値まで飛び越えた場合の、
XMでの注文の処理の仕方が分かったので、書いておきます。
<注意>なお、今回の事例では、価格の瞬時の上昇と、
それに次ぐ、瞬時の下落が、
相次いで一気に発生しました。
値動きのペースや方向性が異なった場合、
これから紹介する事例と異なる挙動を示す可能性もありますので、
あくまで
「こういう場合もある」
程度に考えてください。
<事例>本日(2019年9月12日)
20:45の、欧州中央銀行(ECB)の、
政策金利発表時に、
この事例が発生しました。

ユーロドルの通貨ペアで、
私は、あらかじめ、
1.1050に、売りの注文を入れてました。
この売り注文には、
1.1065に、ロスカット用の逆指値も、セットで入れてました。
先ほどのチャートで示したように、
20:45のECB政策金利発表と同時に、
ユーロドルは急上昇しました。
この時、注文価格の1.1050だけでなく、
ロスカット価格の1.1065も、一気に飛び越えました。
一方、急激な変動と大量の注文のため、
XM側で処理が追い付かず、
実際の売りエントリーは、
1.10628になりました。
<ストップレベルの範囲内の逆指値は無視される>
この結果、
実際のポジションは、
1.10628(ショート)
ロスカットの逆指値は
1.1065
で、その差、32ポイントです。

一方、XMでは、
ユーロドルのストップレベルが40ポイントに設定されています。
通常、セット注文を入れる場合、
買い、または売りの価格と、
決済の指値や逆指値の価格は、
ストップレベル以上、離れた価格を指定する必要があります。
しかし今回、価格の急変動に注文の処理が追い付かず、
結果的に、売りの価格と、
逆指値の価格が、ストップレベル未満の値幅になってしまいました。
この時、MT4を見ていたら、
「価格が近すぎるため……」
のエラーメッセージが表示されました。
(これは、すぐに手動で消した)
ポジションの状況をすぐに確認したところ、
1.10628で売ったポジションだけが残り、
逆指値は執行されずにいました。
その後、相場が急落し、ポジションは含み益の状態になりました。
実際には、そのまま放置すれば、
どんどん含み益が増えるところでしたが、
相場の急変でエラー、バグが発生したと勘違いし、
慌ててポジションを閉じました。
この決済処理も、
普段より時間がかかりましたが、
最終的に、
1.10525、10.3pips分の利益で利確しました。
と言うわけで、
相場の急変で注文価格が滑った場合、
ストップレベルの範囲内に
セット注文の指値や逆指値が入った時は、
セット注文の方は、執行されません。
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