FXで取り扱える、主要国通貨の中で、
私が絶対に取引したくない通貨が1つあります。
それは、
スイスフラン。

スイスフラン関連の取引したくない理由は、
単純に、
「怖い通貨だから」
ですが、
スイスフランが怖い理由を、
スイスの国民性にまで掘り下げて説明したサイトがないので、
ここで取り上げます。
<スイスは、ヨーロッパでは「嫌われ者国家」>
日本人にとってスイスのイメージと言うと、
永世中立で戦争のない、平和で自然が豊かな国家、
と、プラスのイメージを抱く人が多いと思います。
しかし、ドイツなどヨーロッパに行くと、この評価は一変します。
ヨーロッパでは、スイスは、
協調性のない、嫌われ者国家、と言うのが多くの人のイメージです。
(これは、ドイツ在住経験の長い、ドイツ語の講師から、
はっきり聞いた話なので、まちがいないです)
<スイス人の国民性は、頑固一徹な職人気質>
一方、スイス人の気質、国民性はと言うと、
1ミリの妥協も許さない、頑固一徹な職人気質、と言っていいでしょう。
この気質は、ものづくりにはプラスで、
スイス製の時計の品質は、世界的に高い評価を受けています。

しかし、政治や経済、外交の話になると、
必ずしも歓迎された話ではない、
むしろ、この気質がマイナスに作用することが多いようです。
例えば、第二次世界大戦の時、スイスは、
領空侵犯した戦闘機を、
ドイツ、連合国関係なく、容赦なく撃墜したと言いますし、
現在でも、EUとの協定でいったんは認めた、トラックの通行を、
排ガス対策を口実に、国民投票で規制するなど、
周辺国との協調よりも、
自国の原理原則を第一に考えるところがあります。
この、自国の権益と中立のためなら、
周辺国が悲鳴を上げる政策でも、なりふり構わず決めていく、
スイス当局が、
為替や金融でその国民性を遺憾なく発揮したら……?
それが顕著に現れたのが、2015年1月の、
スイスフランショックでした。
<スイスフランショックでは、多くの機関投資家が大損失した>

スイスフランは、特にヨーロッパでは、
リスク回避の際に買われる通貨とされています。
2011年以降、ギリシャ危機などもあり、
ユーロを売ってスイスフランを買う動きが加速しました。
これに対し、スイス当局は、スイスフラン高による経済への影響を避けるため、
無尽蔵とも言えるペースで、
スイスフラン安誘導の為替介入を行いました。
しかし、ECB(欧州中央銀行)の金融緩和の観測を受けて、
スイス当局は、2015年1月、
突然、為替介入をやめると宣言したのです。
たちまち市場はパニックになり、
ユーロ売り、スイスフラン買いが殺到しました。
多くの投資家は、1ユーロ=1.2スイスフランを防衛線として、
ユーロ買いのポジションを持っていましたが、
このポジションは、一気に含み損が拡大し、ロスカットすることとなりました。
しかし、あまりに注文が殺到したため、
インターバンクにつながらないパニック相場になってしまい、
1ユーロ=0.87スイスフランと言う、
とんでもない価格で損失確定し、
多くの機関投資家が、大損失を受けました。
また、スイスフランがあらゆる通貨に対して急上昇したことから、
例えば、
日本でスイスフラン円を取引していた投資家も、
大損失を出しています。
<第二スイスフランショックが起こる可能性は?>
FXトレーダーとしては、
同じようなパニック相場が再び繰り返される可能性、
すなわち、
「第二スイスフランショック」が起きるか、起きないか、
ここが気になるところです。
これに関して、Twitter上で、気になるツイートを見かけました。


ここ最近、再び、ユーロ安・スイスフラン高の状況が続いており、
そこへきて、
ECBが利下げ濃厚で、さらなる量的緩和の憶測もあります。
ECBより後にスイス中銀による政策発表があることや、
既にスイスは為替介入に踏み切っていることから、
ECBに対抗して、スイスも利下げすると見られてます。
ECBとスイス中銀の通貨安競争の、
なれの果てが、前回のスイスフランショックだった事を忘れないでください。わずか4年半前に、空前絶後のパニック相場を経験したばかりなのに、
また、同じ道を歩もうとしているのです!
しかも、スイスは、既に政策金利-0.75%と、
世界一の低金利、マイナス金利です。
これ以上のマイナス金利の深堀りは、
金融機関のダメージが大きく、どこまで持ちこたえられるか分かりません。
マイナス金利の深掘りで、金融機関の経営状態が悪化し、
それが国民生活に悪影響を及ぼすようになれば、
スイス当局が、突然、マイナス金利の廃止を宣言するかもしれません。
そうなれば、パニック相場が避けられないので、
スイス当局が率先してマイナス金利を廃止する可能性は低いですが、
問題は、スイスには、国民投票の仕組みがあることです。
当局の意に反して、
国民投票で、マイナス金利の廃止が決定される可能性も否定できません。
何しろ、スイスの国民性を踏まえれば、
「外国の量的緩和や低金利政策のせいで、
スイスの銀行や国民生活がダメージを受けるなら、
スイスは、独立した金融政策を取るべきだ」
と考える事は、容易に想像がつきますから。
いずれにせよ、
9月12日の、ECBの政策発表
9月18日のスイス中銀の政策発表
この2つの内容次第では、
将来、
「第二スイスフランショック」が発生することが、
既定路線、避けられなくなるかもしれません。
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<スイスフランをFXで取引する時に、絶対に守ってほしいたった1つの約束>
これまでに書いてきたことを踏まえれば、
スイスフランでFX取引することは、
個人的に、全くおすすめしません。
しかし、どうしてもスイスフランの取引したい、
と言うのであれば、
たった1つ、これだけは、絶対に守ってほしいことがあります。
それは、
ゼロカットシステムを採用したFX口座で取引することです。
と言うのも、通常の逆指値や、強制ロスカットは、
スイスフランショックのようなパニック相場では、
全く、何の役にも立ちません。
実際、前回(2015年)のスイスフランショックの時も、
逆指値や強制ロスカットは何の役にも立ちませんでした。
そして、スイスフランを触っていた、
多くの個人投資家が、
一瞬で、何百万円、何千万円と言う、
多額の借金を背負ってしまいました。
しかし、
ゼロカットシステムを採用した、
FX口座で取引していた人だけは、
借金を背負わずに済んだのです。ですから、「相場は繰り返す」の格言通り、
再び、このようなパニック相場が発生することをあらかじめ想定し、
ゼロカットシステムを採用したFX口座の使用が必要不可欠です。
(参考:
追証とゼロカットシステム:知らないとFXで人生が終わる!)
(参考:
FXは借金地獄が怖い!?借金リスクを完全にゼロにする方法教えます)
<スイスフランを安全に取引するのにおすすめのFX口座>
最後に1つ。
ゼロカットシステムは、
日本国内のFX会社では、採用されていません。
そのため、スイスフランを安全に取引するには、
海外の、ゼロカットシステム有りの口座を使うことが必要です。
また、ゼロカットシステム採用と言いながら、
前回のスイスフランショックの時には、
損失額が大きすぎるとして、採用しなかったFX会社も多くあります。
これでは、何のためにゼロカットシステムのあるFX会社を使っているか、
全く意味がありません。
しかし、そのような中においても、
XMと言うFX会社は、
前回のスイスフランショックでも、
確実に、ゼロカットシステムを実施しました。

この実績や、
パニック相場でも、FX会社自体に大きな影響が出ていない点は、
XMにとって、信頼性の面で、大きなプラス要素です。
従って、
スイスフランの取引される場合、
XMで口座開設して、
XMで取引することを、強く勧めます。それ以外の会社や、まして国内FXで取引した場合、
パニック相場が発生した瞬間に、
あなたが借金地獄に陥る可能性が、非常に高いです。
この点を、くれぐれも軽く考えないよう、
FX取引で使用する会社を選んでいただきたいです。
XMの口座開設は、下をクリック!!
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