FX証券会社で、スプレッド原則固定(例外あり)と
やっているところ、ありますよね。
あれ、全く無意味です。
<米国の経済指標発表でスプレッドが開いた>
昨夜、とある国内FXで豪ドル円の取引をしていた方から、
報告があったので、その例を紹介します。
この方が利用している国内FX証券会社では、
豪ドル円のスプレッドは、0.7銭で原則固定されています。
しかし、24時に米国経済指標発表があり、
その直前に、スプレッドが開いて、
売りのポジションが損切りされてしまいました。

この時間の豪ドル円の最高値は、79.509円でした。
スプレッドが0.7銭で原則固定なら、
買値は79.516円ですから、79.533円の逆指値では損切りされないはずです。
しかし、実際には損切りされた。
損切りの秒単位のタイミングが分かりらないので、
実際のスプレッドがどこまで開いたかは何とも言えませんが、
最低でも、2.4銭のスプレッドが開いた計算になります。
このように、スプレッドが原則固定となっていても、
肝心な時にはスプレッドが開いてしまいます。
スプレッド原則固定は、全く無意味な謳い文句と言うことは、
理解しておきましょう。
<その頃、XMでは何が起きたか?>
ちょうどこのタイミングは、
私も豪ドル円のチャートを開いていた時でした。
ちなみに、私が使っているのは、XMで、
報告のあった方とは、別の証券会社です。

(バナークリックすると、XMのサイトに飛べます)
XMにおける、
この時間帯の豪ドル円の最高値は、79.494円でした。
ここで1つ覚えておきたいのは、
FX(為替)は、証券会社によって、
提示するレートが微妙に異なることです。
世界中で取引が行われ、値が絶えず動く為替の世界には、
唯一の正解と言うものがなく、
同じ時間でも、提示されるレートは、証券会社によって微妙に変わります。
話が少しそれましたが、
XMではどのような事が起きたか。
まず、XMの豪ドル円5分足のチャートを乗せます。

このチャートの赤枠部分が、
日本時間の24時
(XMのチャートでは17時と表示)です。
24時の経済指標発表のタイミングで、値が飛んでいます。
<XMでは、スプレッドの異常な開きは見られなかった>
この、値が飛んだ前後の時間帯で、
XMでは、スプレッドが異常に開くことは、ありませんでした。
XMでは、豪ドル円のスプレッドは、
大体3.5銭前後で推移
(市場価格により、0.2~0.3銭程度、スプレッド幅は絶えず変動)
しています。
値が飛んだ瞬間も、このスプレッド幅のまま、売値と買値が、ともに飛び、
スプレッド幅が直前に開くこともありませんでした。
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<スプレッドが広くてもXMが国内FXよりおすすめの理由>
海外FXのXMは、国内FXよりもスプレッドが広く、
豪ドル円のようなクロス円では、
特にその傾向が強くなります。
しかし、スプレッドが広くても、
私は、国内FXよりも、XMをおすすめします。
理由の1つは、
国内FXでは、指標発表などの肝心な時には、
スプレッド原則固定の例外で、スプレッドが開くのに対し、
XMでは、今回の例を出すまでもなく、
通常通りのスプレッドでした。
つまり、
肝心な時には、
XMと国内FXのスプレッドの差は、それほどないことになります。
それと、XMはNDD方式の取引しているのに対し、
スプレッド原則固定の国内FXは、相対(DD)方式の取引しています。
(参考:
NDD方式と相対方式:FX口座の、これだけは知っておきたい)
NDD方式は、スプレッドだけが収入源なので、
スプレッドが広めの半面、
注文を市場に流しているため、取引価格の透明性や公正性があります。
これに対し、相対方式は、
トレーダーの注文を証券会社内で処理してしまい、
トレーダーと証券会社で利害が相反する特徴があります。
このため、スプレッド原則固定の例外をタイミングよく利用して、
損切り注文を執行させてトレーダーを損失させるとか、
追証の対象にするとか、
よからぬ噂があります。
重要なのは、この噂が正しいかどうかではなく、
こういう噂が立つような不透明な取引スタイル自体に、
問題がある、と言うことです。NDD方式のXMであれば、
注文を市場に流すため、スプレッドを広げる、のような、
価格の操作はしようがありませんし、
取引してもらうことで利益を出す方式なので、
証券会社がトレーダーを損失させる理由もありません。
スプレッド原則固定の例外を適用して、
わざと損失出させたのかな、
と疑心暗鬼で国内FXを使い続けるよりも、
ああ、これが市場価格なんだな、とスッキリ納得できる、
NDD方式のXMを使った方が、
精神衛生上もいいと思いますが、いかがでしょうか?
XMに関する詳しい情報は、
「
XM(FX会社)の評判は?実際に使ってみた」
をお読みください。

(XMのサイト:口座開設もここからできます)
※過去にも、似たような記事書いてます。
「
FXのスプレッドは、狭いほどいいわけではない」
「
FX、スプレッド比較の基準値は、NHKを参考に決める!」
興味があれば、あわせてお読みください。
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