FXで最も勝率の高いエントリー方法、
それは、
「トレンドフォローの逆張り」です。
何だ、それは、
トレンドフォローと逆張りは、相容れないだろ、と思われたかもしれません。
そのような方には、まず、
順張りと逆張りには、2つの意味がある事を知ってもらった方がいいでしょう。
その2つの意味を、説明します。
<「順張り」「逆張り」の2つの意味>
FXや株のエントリー方法には、
大きく分けて「順張り」と「逆張り」の2つがあります。
この「順張り」「逆張り」が、
実は、2つの意味があって、
人によって、どちらの意味で使っているか異なっている、
と言ったら、あなたは頭が混乱しませんか?
でも、実際に、2つの意味があるんです。
1つ目は、
・「上がったら買う」「下がったら売る」が順張り
・「上がったら売る」「下がったら買う」が逆張り2つ目は、
・トレンドフォローのエントリーを順張り
・トレンドに逆行するエントリーを逆張りこの2つの意味があるのです。
図で説明しましょう。

この図では、移動平均線が右下がりで、
実際の価格(チャートのロウソク足)も、
移動平均線の下にありますから、
典型的な下落トレンドです。
順張り、逆張りを1つ目の意味で考えると、
この図の中で、
白い〇で囲った部分で、
上昇から下落への反転ポイントと判断して、
売りでエントリーするのが、逆張りです。
一方、
緑の水平ラインを下抜いたところで、
前回安値を更新したからさらに下がる、と判断して、
売りでエントリーするのが、順張りです。
これに対し、
2つ目の意味で、順張り、逆張りを考えると、
白い〇であれ、緑の線であれ、
売りで入れば、トレンド方向のエントリーなので順張りとなります。
2つ目の意味での逆張りと言うのは、
一気に値が下がったところで、
反転を期待して、買いで入るエントリーを指します。
ここでは、1つ目の意味で、順張り・逆張りという
言葉を使うことにします。<なぜ「トレンドフォローの逆張り」なのか>
順張り・逆張りの定義を明確にした上で、
なぜ、「トレンドフォローの逆張り」なのか、説明します。
それには、まず、
相場の7割は、レンジ相場で、
トレンド相場は、相場全体の3割しかない、
と言う事を押さえておく必要があります。
また、あなたがトレードで使う時間足のチャートではトレンド相場でも、
より上位のチャートでは、
その値動きは、レンジ相場の一部、と言うこともあります。
このため、実際の相場では、先ほどの図のような、
順張りでも逆張りでも利益を出せる相場と言うのは稀で、
レンジに近いトレンド、一時的なトレンドの値動きをする事の方が多いのです。
ここで、
逆張りでエントリーしておけば、
レンジの部分でも利益を出せますが、
順張りでエントリーした場合、
スプレッドも考慮すると、
きれいなトレンド相場を描かない限り、利益にならないのです。
<トレンドの深追いは禁物>
これも、トレンドフォローで損失を出す人が、よく犯す過ちです。
トレンドフォローのエントリーする人が必ず学ぶ、
「ダウ理論」では、
・トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続すると言うのがあるんですね。
(ダウ理論については、「
ダウ理論とは?FXで稼ぐために絶対に知っておきたい」を参照)
でもこれ、当たり前の事を言ってるだけで、
エントリーして利益を出せるか、とは、あまり関係ないのです。
むしろ、エントリー時に気を付けたいのは、
上位チャートの反転ポイントなど、
トレンド終了となりそうな要素が含まれていないか、
です。
そして、そのような要素が、認められる場合、
トレンドの深追いはしないことです。

もう一度、先ほどの図を掲載しました。
この図の中で、エントリーしたポジションの
決済ポイントは、
水色の〇です。
この部分は、移動平均線が右下がりから水平に変わり、
価格が明確に移動平均線を上抜いたため、
下落トレンドが一服し、トレンド終了を示唆しているためです。
この時、白い〇や、緑の線でエントリーした人は、
確かに利益を出しています。
しかし、トレンドの深追いで、
オレンジの〇でエントリーした人は、
利益はゼロ、
順張りでオレンジの線でエントリーした人は、
損失決済になってしまいます。
損切り出来ず、ポジションを持ちこしたとしても、
白い枠の下の部分で、
前回安値を更新しないまま、
上昇に転じてますから、
ここで完全にトレンド終了、
結局、損失決済になります。
●トレンドの深追いをしてはならない理由なぜ、トレンドを深追いしてはならないのか?
それは、トレンドの発生メカニズムを知れば、理解できることです。
トレンドは、
誰かが売って価格が下がってきたから、
価格が下がる前に売ってしまおう、
あるいは、誰かが買って価格が上がってきたから、
価格が上がる前に買ってしまおう、
と言う、大衆心理によって形成されます。
売りが売りを呼び、
買いが買いを呼ぶ。
この連鎖が続く限り、トレンドは継続します。
しかしこれは、言い方を変えれば、
追随して売ったり買う人が、
トレンドの継続には必要、と言うことにもなります。
トレンドがかなり続いている時、
既に、かなり多くの人が、売ったり、買った状態です。
まだ売ってない、買ってない人は、次第に少数になっていきます。
そして、相場に勢いがなくなってきたタイミングで、
最初に売ったり買った人は、利益を確定させようとします。
とたんに相場は反転し、
後の方で売ったり買ったりした人は、
売値より高く買うか、
買値より安くし売るしかなくなり、損失になるのです。
これが、トレンドを深追いしてはならない理由です。
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<追記:実際の相場の例>
2019年1月18日、追記
実際のチャートを見ながら、
トレンドフォローの例、
フォローしてよいか、検証してみましょう。

これは、ドル円1時間足のチャートです。
安値と高値がともに切り上がっており、上昇トレンドを形成しています。
水色のAは、前回高値まで値を戻した押し目であり、
ここで逆張りで買いエントリーするのが基本です。
Bの位置は、高値切り上げ、
トレンド継続が確定したポイントでの順張りエントリーですが、
値動きを見れば分かる通り、
なかなか利益にならないエントリーです。
このように、実際のチャートでは、
レンジ相場なのか、トレンド相場なのか、
分かりづらい形でトレンド形成する事が多いため、
押し目での反転を狙った、逆張りエントリーの方がいいのです。
さて、このチャートの一番右では、
値がヨコヨコで動いています。
ヨコヨコの押し目を付ける事もあるため、
さらなる上昇を狙って買いエントリーしたいところですが、
本当に大丈夫でしょうか?

そこで、同じ時刻の、ドル円日足をチェックしてみます。
1時間足が上昇トレンドだったのと対照的に、
日足では、強い下落トレンドになっています。
白い枠で囲った部分が、先ほどの1時間足です。
つまり、
1時間足の上昇トレンドは、
日足の下落トレンドの、戻しの部分だったのです。
このような場合、1時間足でエントリーするのであれば、
トレンドの深追いは絶対に禁物です。
現在、日足の移動平均線にタッチしかかっており、
ここをレジスタンスに、上昇から、下落に反転するかもしれません。
一方で、一旦移動平均線を上抜き、
110.17円の近くにある安値ラインにタッチしてからの反転かもしれません。
この場所では、
・日足で高値を付け、1時間足が下落トレンドに転換したら売りエントリー、
それまでは待ち
・1時間足で買いトレンド継続中なので、
強い反落に注意(損切り逆指値をしっかり入れる)
しながらの、買いエントリー
このような判断が考えられます。
実際の相場では、このようなリスクを常に考えながら、
トレードしていく必要があります。<参考:私が使用しているFX口座>
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以下は、おまけになりますが、
こちらの「天底チャート MT4」は、
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シグナルに従ってトレードすればよく、心理的に気楽ですので、是非、ご利用下さい。
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