ブラック労働、ブラックバイトという言葉が普通に聞かれたり、
サービス残業に至っては、
してない会社なんてないのでは、と言うくらい平気で横行したり、
日本では、労働基準法はとても守られているとは言えません。
なぜ、労働基準法の違反が、後を絶たないのでしょう。
理由を4つ、考えてみました。

<①経営者に遵法意識がないから?>
まず思い付く理由が、
「経営者に遵法意識がないから」
しかし、サービス残業が当たり前の経営陣の声には、
・労働基準法通り休暇を与えたら、納期に間に合わない
・労働基準法通り賃金を払ったら、会社が倒産するこのような声も聞かれます。
要するに、
労働基準法と言うルールを守ったら、自分の方がつぶれてしまうわけです。
こういう時、杓子定規に
「ルールだから守れ」
と言うのは、遵法精神ではありません。
本当の遵法精神とは、ルールに不備がある場合には、
ルールの方を変えなければならないのです。
ですから、経営者に遵法意識がない、と言うのは、
労働基準法が守られない、本当の理由ではありません。
<②最低賃金法に見合うだけの価値が労働にないから?>
経営者は、人を雇う時は、
最低賃金法に定められた賃金を支払い、
時間外や休日出勤の場合、さらに割増賃金を支払う必要があります。
しかし、サービス残業やブラック労働が横行すると、
結果的に、最低賃金法を下回る水準の賃金しか、支払っていないことになります。
ほとんどの会社で、サービス残業が横行し、
労働基準法を杓子定規に守ると、経営が立ち行かなくなる、
と言うことは、
現在の日本社会において、労働の価値が、
最低賃金法を下回る水準の価値しかない、と言うことになります。
とは言え、少子化で労働人口が減少している中、
労働の価値は、高まってもいいはずです。
にも関わらず、業種や企業を問わず、
サービス残業やブラック労働が横行している背景には、
もっと別の理由がありそうです。
<③ビジネスを理解していない経営者が増えたから?>
このブログ内でも、さんざん書いてますが、
「ビジネス=金儲け」
ではありません。
正しくは、
「ビジネス=価値の提供」
です。
会社間レベルでは、正しいビジネス観で行動しているのかもしれません。
しかし、会社内の個々人で見た場合、
・経営者は、金を払って労働者に労働と言う価値を提供してもらう
・労働者は、労働と言う価値を提供して、金を受け取ると言う図式が成立します。
サービス残業やブラック労働は、
会社内レベルで、
「価値の提供と対価支払い」
と言う、ビジネスの基本を無視した結果、生じます。
経営者は、会社間レベルの価値の提供と対価の受け取りをするだけでなく、
会社内レベルで、労働と言う価値の受け取りと、
それに見合う対価の支払いをしなければならないのです。この内の、
会社内レベルの問題を
「お客様に価値を提供できない」のような、
会社間レベルの問題にすりかえることで、
サービス残業や、ブラック労働が、発生するのです。
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<④消費者が安価なサービスを求めすぎるから?>
サービス業でも、100均などの日用品でも、
1円でも安いものを求める風潮が、本当に強くなっています。
この、少しでも安く、の精神がどんどん進むと、それはどこに向かうでしょう。
ものには、原価と言うものがあります。
原価に付加価値を付けたものが、販売価格です。
販売価格を下げるには、原価、付加価値のいずれかを下げるしかありません。
しかし、原価は、地球人口の増加や、新興国経済の発展を背景に、
次第に上昇しています。
原価は上がるのに、販売価格は下げようと思ったら、
付加価値をかなり下げる必要があります。
だからと言って、品質は落とせません。
残るは、労働の価値を下げるしかありません。
つまるところ、
①消費者が際限なく安価を求める
↓
②生産者は、販売価格を下げる
↓
③販売価格を下げるため、労働対価を下げる
↓
④消費者の給料が減少し、ブラック労働になるそして、減った給料で生活するために、ますます安価を求め…、
と言う、負のスパイラルにはまっているのです。
消費者が安価を求めすぎた結果、
労働基準法や、最低賃金法が定める水準の賃金を支払えない
状況に陥っているのです。しかも、この負のスパイラルは、さらに厄介な別の問題も引き起こします。
<安価な外国人労働者に職を奪われる>
経営者は、人件費を下げるために、
安価な外国人労働者を積極的に雇うようになります。
これにより、ブラック労働どころか、
働く場所そのものがなくなり、収入がゼロになる、と言う、
新たな問題が発生します。
今や、雇用や労働を取り巻く日本の環境は、
・安い外国人労働者に雇用を奪われる
・やっと採用されても労働が最低賃金法以下の価値しかなく、ブラック労働を強いられると言う、悲惨な状況になっています。
<ブラック労働から抜け出す方法は、ちゃんとある>
それでは、もはや八方ふさがりでどうにもならないのか、
と言うと、
決して、悲観する必要はありません。
我々1人ひとりが、
ビジネスや労働、お金に対して正しい知識を身に付け、
それを実際の行動に落とし込めば、
ブラック労働や、失業問題から抜け出すことができます。実際に、ブラック労働でそれでもお金がない人がいる一方で、
それよりはるかに短い時間の労働だけで、
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そのちがいは、
・知らないか、知識として知ってるだけで行動しない人
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