セールスレターは一般的には、
・漢字を多用しない
・専門用語を多用しない
・平仮名を多く使う
が基本とされています。しかし、高学歴の人をターゲットにする場合は、
若干、状況が異なってきます。
ネットビジネスの世界では、高学歴エリート街道を進んできた人が、
就職した途端、
社畜になり、
「こんなはずではなかった」
「今まで自分は何のために頑張ってきたんだ」
と言う絶望感と挫折から始める人もいるので、
そのような高学歴に共感されやすいレターの書き方を、少し紹介します。
<漢字は、ある程度多用した方がよい>
理工系大学院卒と言う、世間では高学歴に分類される私が、
100を超える、セールスレターを読んで、引っかかった事がありました。
それは、
多くのセールスレターは、安っぽく感じると言う事でした。
安っぽく感じる原因がどこにあるか、答えは一目瞭然でした。
レターの文章が、
平仮名が多すぎるのです。
高学歴の人にとって、平仮名の多い文章は、
レベルが低い、安っぽい、自分向けではない、と感じるのです。
高学歴をターゲットにする場合は、通常のレターよりも、
漢字を多めに使った方が、
知的水準の高さが伝わって、共感されやすいのです。
或は、
「理解できましたか?」と言う意味で
「わかりましたか?」と書く時、
「分かりましたか?」
ではなく
「解りましたか?」
と、意図的に難しい漢字を使うのも有効です。
ただし、やりすぎると逆効果なので要注意。
それは、この次に書く理由とも関係があります。
<専門用語はほどほどに>
高学歴相手なら、専門用語をバリバリに使った方が受けがいい、と思われるかもしれません。
しかし残念ながら、これは違います。
と言うのも、高学歴になればなるほど、専門分野は細分化されていきます。
東海地区で例えるなら、
名工大大学院卒よりも、
南山大経営学部卒の方が、ビジネス知識は豊富です。
何を言いたいかと言うと、
高学歴と言えど、自分の専門外の知識は、
低学歴の人と、それほど大きく変わらないのです。ビジネス分野の高学歴をターゲットにするなら、
ビジネスの専門用語をバリバリに使った方がいいですが、
そうでない、単に高学歴を対象、或は、
理工系を対象のビジネスレターなど、その道の専門外の高学歴をターゲットにする場合は、
専門用語はほどほどにした方がいいです。
専門用語を使う事自体に対する共感性は、高学歴の人は高めですが、
高学歴の読み手が、共感できるけど、言ってる意味を理解できない、
とならないよう、注意が必要です。
例えば、一番重要なキーワードの専門用語は出すけど、
それ以外は、平易な言葉に置き換えた方が、読み手に理解されやすいです。
専門用語の多い文章は、教養レベルの高い人が書いていると言う共感はされますが、
自分の専門外の専門用語ばかり並べられても、理解できないのです。
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<高学歴に共感されるポイント>
高学歴の人に共感されるポイントは、
一言で言えば、
知的水準・教養レベルの高い人が、専門外の自分にも分かるように書いていると感じてもらえる事です。
専門分野に関係なく知的水準の高さを示せるところでは、
文章中の漢字の量を増やすなどで、
知的水準の高さを示します。
一方で、特定の専門分野の人にしか理解できない専門用語は、なるべく使用を控え、
専門外の高学歴にも理解できるように書いてあげます。
<参考例を2つ紹介>
最後に、高学歴向けのセールスレターを書く時の参考例を、2つ紹介します。
1つ目は、この記事そのものです。
この記事も、意図的に漢字を多めに使用しています。
一方で、専門用語は全く使用しておらず、日常会話で使うレベルの言葉のみで文章をまとめています。
2つ目は、以下のリンクから登録すると見られる動画です。
この動画は、経済の専門用語も頻繁に出てきますが、
かみ砕いた説明がなされていて、
知的水準の高い人が分かりやすく説明している、高学歴の人が一番共感するポイントが押さえられています。
是非、参考にしてみて下さい。
ここから動画を入手
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