これは、静岡県を拠点とする女性4人組アーティスト「オレンチェ」の、
とあるライブを見ていた時の出来事です。
その中に、マーケティング、ターゲット選定など、ビジネスの参考になる内容があまりに多かったので、紹介します。
<お坊の歌……お坊って、何よ!> 問題のシーンは、弘法大師(空海)がこれから修行に出る時をイメージして作った、
オレンチェのオリジナルソング、「天空の夢」を歌う前に起きました。
メンバーの1人である「ちはる」が、「天空の夢」を、
「お坊の歌」として紹介したのです。

さりげないこの紹介の中に、ポイントがいくつもあるので、それを解説していきます。
①希少性・意外性マーケティングでは、
希少性・意外性のあるものに価値があります。「お坊さんの歌」と紹介したら全然面白くないし、弘法大師の名前が出てこなくてお坊さんと言ったのかな、と思われてしまいますが、
「さん」を抜いたことで、「お坊」と言う、誰も使わない、意外性のある言葉になりました。
ここが、1つ目のポイントです。
②興味マーケティングでは、
いかに興味付けするかがポイントです。
「お坊」と言う、他の人が使わない言葉を使ったことで、聴衆の興味を引くことができました。
これが2つ目のポイントです。
③反社会性やりすぎはいけませんが、
人は、反社会性のあるものに興味を惹かれます。炎上商法が結果的にうまくいくのは、反社会性をうまく利用した場合です。
今回のちはるの言葉には、弘法大師ほどの偉いお坊さんを「お坊」と呼び捨てしたところに、反社会性があります。
これが3つ目のポイントです。
マーケティングで、ターゲットを共感させ、行動を促す際に重要なのは、
①希少性・意外性
②興味
③反社会性の3点です。
ちはるのさりげない説明には、この3点が全て含まれていました。
<共感度の強いターゲットの存在>さらに、このライブでは、誰も事前に予想できなかったラッキーがありました。
このライブを見に来た人の中に、昔、
韓国の俳優ペ・ヨンジュンを「ヨン様」ではなく、
「様」を抜いて「ヨン」と呼んでいた人がいたのです。
「お坊さん」「ヨン様」のような、敬称まで付けて一つの言葉になっているようなものを、
あえて敬称部分だけ抜いて「お坊」「ヨン」と呼ぶ。
このような呼び方する人は決して多くありませんが、
だからこそ、その人にとって、「お坊さん」を「お坊」と表現したちはるの言葉は、
「自分と同じことをする人だ!」
と、強く印象に残ったのです。
ターゲットは限定すればするほど、残った人の共感はより強くなります。 「お坊」と言ったことで、ちはるは、自分のファンを1人増やしたと言えるのです。
この後で、そのファンの人に自分のグッズを買ってと言えば、
ファンは買いますよね?
実は、ポイントは、まだまだあります。
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<ギャップの大きさが半端ない>オレンチェのライブを実際に見たことある人なら分かりますが、
ちはるのトークは、どう聞いても、「できる人」には感じません。
ところが、そのちはるが、ここまですごい事を「お坊」のたった一言で、さりげなくやってしまったのです。
ちはるの名誉のために言っておくと、歌唱は決して下手ではありません。
・歌唱→上手い
・トーク→おバカ丸出し
・分析すると→実は大物?
このギャップ、と言うよりギャップにギャップを重ねた状態が、共感を呼ぶ理由です。
人はギャップの大きさに惹かれるからです。それが2つ3つと重ねれば、どれほどすごい共感力を持つかは、言わずもがなです。
<一期一会の意外性>これはオレンチェのライブ全般に言えることですが、
ビジネスをしている人が、オレンチェのライブから、集客・マーケティング・セールストークなどを参考にしようとした場合、
どのタイミングで役立つ言葉が出てくるか、事前に全く予想がつきません。
しかも、「一期一会」で同じ場面には二度と遭遇できません。
このため、オレンチェのライブから何か学ぼうと思ったら、
静岡でも、東京でも、名古屋でも、
オレンチェのライブに毎回足を運ばないと、重要なポイントを永久に聞き逃してしまうおそれがあります。
だから、気になる人は毎回足を運ぶ。
この「一期一会の意外性」も、リピーターを増やすための重要なポイントです。
リピーターを増やすのは、ビジネスの基本です。<とりあえずやってみることが大事>最後に、読者にとっては、これが一番重要かもしれません。
それは「とりあえず、やってみる」ことです。
ちはるが、自分の説明は下手と言わずにやってみたことで、
ここまでツボを押さえた共感を得ることができ、
しかも「ヨン様」を「ヨン」と呼んでいたファンを獲得する、おまけまでついたのです。
失敗を恐れずに行動する。これが、一番重要であり、参考になる、参考にしなければならない点です。<自分のビジネスに落とし込むにはどうすればよいか?>今回、取り上げた
・希少性、意外性
・興味
・反社会性
・ターゲットの絞り方
・ギャップの大きさこれらを自分のビジネスに落とし込むには、どのようにすればよいか?
あるいは、
これ以外でポイントになるのはどういう点か?何より、
どのようなやり方で行動すればうまくいくか?オレンチェのちはるさんのような、
ギャップがすごく、
さりげなく人に共感される言葉も出せる、
ビジネス手法を身に付けたい。
そのように思われた方は、以下の対談動画を見てください。
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