ネットワークビジネス(MLM)。
商品・サービスを流通させるビジネスマーケティング手法の1つですが、なぜか日本では金儲けの手段として語られる事が多く、しかも儲からない上に友人を失うと言った、悪いレッテルを貼る人が多いです。
しかしこれは、MLMについて正しく理解していない、無知と誤解によるものです。
MLMには組織の成長段階に応じたステージがあり、ステージごとに特徴が異なります。これを正しく理解しないから単なる金儲けツールとか悪徳商法の代名詞のような扱いになるのです。
今から、MLMの各ステージとその特徴を説明します。
<ステージ1>
まず、MLMを用いて商品やサービスを流通させようと言う親企業が数人のメンバーを起点に組織構築を始めます。
この時点でMLMに参加している人は企業関係者で、専ら会員を増やして利益を上げる事を目的としています。
<ステージ2>
一般の人がMLM組織に参加を始めます。ここで参加する人は親企業の提供する商品やサービスを受け取れますが、MLM組織が小さい間は企業の利回りが悪く、ユーザとしてのメリットは低いです。
一方、これから組織を成長させて報酬を得るビジネスメリットは非常に大きいです。
とは言え、この段階では会費やサービスにかかる費用の方が大きいのでまだ赤字です。
<ステージ3>
本当に儲かるのか、結局お金払うだけ払って終わりではないか、騙されていないか。
そういう人がいる一方で、企業やMLMの将来性を信じ参加する人が次第に増えてくる段階です。商品やサービスの質は少しずつ向上しますがまだ目に見えてメリットがある段階ではありません。
一方ビジネス的には、早い段階でMLMに参加したり後から参加でもリクルートがうまく進んでいる人は黒字に転換する人も出てきます。
<ステージ4>
ある程度会員が増えてきたところで、企業側が現地法人設立したり窓口を増加、商品価格の値下げ等々様々な形でサービスを向上させます。
すると、ユーザとしてMLMに参加するメリットが生まれ、商品やサービスを利用する目的でMLMに参加する人が爆発的に増えます。
元からMLMに参加していた人は多くのダウンを抱え一気に利益増加、今まで赤字だった会員も黒字に転じる人が増えます。
一方で爆発的に増え続ける会員数を見て彼らを取り込もうと、この段階からビジネス目的で参加する人もいます。このような会員も、元から参加していた会員の収入増加に貢献します。
<ステージ5>
特にビジネス上の利益を目的としていなかった会員の中にも、自分の友人に商品を勧めるためにビジネス会員に転向してダウンを抱える人が出てきます。
一方、一攫千金狙いで後からMLMに参加した人は、既に多くの人が会員になっているのでなかなか儲ける事が出来ません。元から参加している会員も、多くのダウンを取り込んで会社員の何倍も稼いでいる人がいる一方でリクルートに乗り遅れ稼げずじまいだった人も出てきます。
<ステージ6>
口コミで新規ユーザ会員が増える一方、商品やサービスに満足出来なかったユーザ会員、稼げると思って参加したのに稼げなかったビジネス会員は退会します。
退会によって組織が崩壊し、収入が満足に得られなくなったビジネス会員(黄緑)は、目の色を変えてリクルートに乗り出します。しかし既に組織が飽和しているので昔のように会員が集まりません。「稼げる」の謳い文句に飛び付いた会員(ピンク)は、当然ながら思うように会員が集まりませんが、黄緑の会員はそれをピンク会員の努力が足りないからと決め付け、連日成果報告を求めたりピンク会員の意向に関係なくセミナー参加を強制したりする者も出てきます。
一方で健全な人間関係を築き末端のユーザ会員も商品やサービスに満足している人が多いグループは、組織崩壊せず上位会員は安定した収入が入り続けます。中位会員は収入は少ないがサービスで満足できれば組織に残ります。
これがMLM成長の各ステージと、ステージごとの特徴です。
図でうまく説明できなかった部分を補足すると、
・どんな人でも、MLMに参加してしばらくの間は赤字です。
・早い段階で黒字転換する人もいれば、結局赤字のまま終わってしまう人もいます。(ただしこれはMLMに限らずどんなビジネスでも当てはまる話です)
・ステージ6で示した黄緑とピンクの会員のような不健全な関係は、もっと早いステージでも現れます。アップの考え方次第です。
・ステージ4で一気に会員が増えますが、この段階で参加した人とステージ3までに参加した人では稼ぎやすさが全く違います。ステージ3までに参加した人の方が圧倒的に稼ぎやすいです。
・同じステージであれば、後から参加した人の方が不利と言う事はありません。ステージが変わると、既に参加している人に比べて収入のハードルが上がります。
<MLMで稼ぐコツ、騙されないコツ>MLMで稼げない、騙されたと言ってる人のほとんどは、自分が参加したMLMがどのステージなのか分かっていません。それどころかリクルートする側も分かっていないケースが多くあります。既にステージ5やステージ6の段階のMLMに稼げると言って勧誘するのは分かってやっているなら悪質ですが、アップの言葉、ステージ2やステージ3時代の考えを鵜呑みにして垂れ流しているだけのケースも多いです。
1つだけ具体例を挙げると、
アムウェイはステージ6です。ですから仮にあなたがアムウェイで稼げると言われても、その言葉を信じてはいけません。たまたまあなたの周囲の人もアムウェイの商品に魅力を感じ会員になってもらえたら、多少のキャッシュバックは入るかもしれませんが、せいぜいその程度です。
<日米FTA発効でMLMの規制は大幅緩和?>その国の法規制や商慣行、安全基準に踏み込んでまで自由貿易の障壁を無くそうと言う試みがアメリカを中心に環太平洋地域でなされました。言わずとしれた、TPPの事です。
TPP自体はアメリカのトランプ政権が否定的な態度を取った事でご破算となりましたが、実質的な二国間TPPである「日米FTA」にはトランプ政権も前向きと言われています。
仮に「日米FTA」が発効した場合、日本のMLMを取り巻く環境も大きく変わる事が想定されます。根拠や具体的にどう変わるかの予想は別途書き起こしますが、
現在の日本にある、合法と言いながら実質MLMを無き者にしている規制は大幅緩和される可能性が高いと予想します。
これはビジネスとしてMLMを展開する人には追い風となりますが、消費者の観点から見ると、今まで救済されていたものが救済されなくなる事にもなります。
このような時代がすぐ近くまで迫っているからこそ、全ての日本人はMLMについて今一度正しい知識を身に着ける必要があるのです。
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<追い風に乗る事がビジネス成功の秘訣>以上の話は、ビジネス視点で考えるなら、今、ステージ2やステージ3の段階にあるMLMに参加する事は、
・MLMの成長性とビジネスメリット
・MLMを取り巻く時代背景、世界環境の両面で、極めて将来性の高い選択になります。
そのようなMLMはどこにあるのか、どうやったら参加できるのか。
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追い風に乗る事がビジネスで大きく稼ぐポイントです。
時代の波を追い風に出来るのは今だけです。このチャンスを逃さないようにしましょう!
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