<ナンピンとは何か>
ナンピンは、漢字では「難平」と書きます。
「難」は損失のことで、
損失を平たく(平均化)する、と言う意味です。

例えば、1ドル=100円で買いでエントリーし、
予想と逆行して、どんどん価格が下落したとします。
1ドル=80円で再度買いでエントリーすれば、
1ドル=90円まで値が戻れば、
2つのポジションを合わせて利益になります。
このように、自分の思惑と反対方向に値が動いた時に、
同じ方向のポジションを買い増し(または売り増し)することで、
買値(または売値)の平均値を下げ、
損失を少しでも軽くしよう、と言うのが、ナンピンです。
<ナンピンは、リスクの大きい手法>
しかし、ナンピンは、
「ナンピン、スカンピン」と言われたり、
「愚か者」と言う意味で使われる事もあるように、
非常にリスクの大きい手法です。
特に、
価格に上限も下限もないFXでは、リスクが大きいです。

例えば、100.00円で買いでエントリーし、
値が下落したとします。
もう大丈夫だろう、と99.50円で買い増しし、
さらに下落したので99.00円で買い増し……。
しかし、下落トレンドが止まらず、値が98.00円まで下落したとします。
この時、
最初の100.00円のポジションだけでなく、
99.50円のポジションや99.00円のポジションも、
含み損を抱えています。100.00円のポジションを損切りすれば、
損切りした以上の損失は出ませんでしたし、
仮に損切りしなかったとしても、
ポジションが1つであれば、100.00円のポジションの
2円分だけの損失で済みました。
しかし、ナンピンしたおかげで、
この2円分の他に、
99.50円のポジションの1.5円分、
99.00円のポジションの1円分の損失も発生し、
全部で、4.5円分の損失を抱える結果となってしまいました。
一方向にガーッと値が動くトレンド相場の時は、
ナンピンすると、大損失になってしまいます。損切りしたくないから、と言う理由でのナンピンは、
絶対にやってはいけない手法です。私自身、これでかなり痛い目に遭ったことがあります。
素直に損切りすることが、結局は、
一番、損失を少なく出来るのです。
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<レンジ相場では、ナンピンが有効な場合もある>
このように、ナンピンは非常にリスクの大きい手法ですが、
使い方によっては、有効に作用する場合もあります。
それは、相場が、方向性の無い、
上がったり下がったりを繰り返す、レンジ相場の時です。

例えば、この図のように、100.00円で上抜け期待の買いエントリーしたが、
期待通りに値が動かず、逆行したとします。
一方で、安値側にも、右上がりのサポートラインがあって、
下落トレンドにはならず、
レンジ相場での反転が期待できるとします。
そこで、99.50円でナンピン買いしました。
(本当は、もう少し安値で買った方がいいのだけど、説明のため)
この場合、99.75円で決済すれば、損益はゼロです。
100.00円まで値が戻りそうにないが、
99.75円までなら戻りそうなので、ナンピンで対応した、
成功例です。
このように、レンジ相場では、ナンピンが成功する場合もあります。
ただし注意点として、
サポートラインが右上がりで、
下落トレンドになりにくい相場環境であると、
確認してからナンピンすることです。
また、ナンピンした後で、
サポートラインを下抜いた場合は、
直ちに、全ポジションの損切りを実施することです。
行き当たりばったりのナンピンは危険極まりないですが、
ルールを決めたナンピンであれば、損失回避に役立つ場合もあります。FXで大切なことは、「お金を失いたくない」「損失嫌だ」と言った、
感情を相場に持ち込まず、
ルールを決めてルール通りにトレードすることです。
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