（2020年3月7日、更新）
ネットワークビジネス(MLM)の話を聞いて、
参加しようか迷っている方は多いのではないでしょうか？

そのような方向けに、
私の過去の経験、
ネットワークビジネスに参加する理由と、
やめる理由をお伝えします。

少しでも参考になればと思います。

＜ネットワークビジネスの大前提＞

過去記事：
・MLM（ネットワークビジネス）とねずみ講は違う！
・MLMの成果報酬と先行者利益に対する考え方
・ネットワークビジネスとねずみ講の違い　改めて

等でも繰り返し書いたように、ネットワークビジネスと、
ねずみ講やマルチまがいは全く別物です。

そして、ねずみ講やマルチまがいが違法なのに対し、
ネットワークビジネス(MLM)自体は、完全に合法です。

しかし、合法であることは、大前提、当たり前の話であり、
それ自体は、MLMに参加する理由にはなりません。

MLMと聞いただけで、悪い（違法な）ビジネスと思い込む人が多いので、
MLM参加者は、MLMとねずみ講の違いを力説しますが、

あなたは、それは大前提として受け入れた上で、
他の部分で、MLMに参加するか、
別のビジネスにするか、
決めることになりますね。

＜①MLMを続ける理由：アムウェイの例＞

私が初めて参加したMLMは、アムウェイでした。

アムウェイは、化粧品やサプリメント、日用品を扱っている、アメリカ本社の企業です。
MLMの仕組みを開発したパイオニアとして知られていますね。

アムウェイに加入したのは、2015年正月早々。

この当時の私は、
「脱・会社員」を目標にしていて、
目標達成の手段としてネットビジネスを検討していたのですが、
ネットビジネスを始めるよりも先に、
あるご当地アイドルの現場にいた人から、アムウェイを紹介されたのです。

実を言うと、私にとってアムウェイのビジネスモデルは、
最低評価、「やる価値なし」でした。
それは今でも同じです。

なぜかと言うと、アムウェイはSNSやネットの拡散が禁止されており、
リアル対面での勧誘が基本だからです。

（注：MLMだから嫌だ、とは少しも思っていない。
ここを勝手に誤解してMLMだから嫌だったと決めつける人が結構いるが、
そういう話ではないので、人の話を勝手に曲解しないように）

はっきり言って、対面営業活動なんて
やりたくなかったし、
ましてそれを、会社員やめてまでやるなんて、
悪夢以外の何物でもありませんでした。

それならば、なぜアムウェイに参加したか、
そして今も会員であり続けているか、
疑問に思いませんか？

それは、アムウェイのビジネスをやりたいと思わなくても、
サプリメント等一部の商品に魅力を感じたからです。

よく言いますよね、
アムウェイは、何だかんだ言っても、商品は素晴らしい、と。

私自身、ほんの２ヶ月サプリメントを使っただけで、
それをはっきりと実感したのです。

それまで、サッカーの試合を見るたびに、
駅からスタジアムまで、片道3kmを歩いて、
試合見た帰り道は結構足取りが重かったのに、
アムウェイのサプリメント使い始めたら、
驚くほど、帰り道でも足取りが軽くなったのです。

この感覚があるので、
今でもアムウェイの会員を続けているのです。

よく、MLMと言うと、権利収入とか、
ビジネス上のメリットばかりを強調する人が多いですが、

アムウェイのような、飽和した市場では、
ユーザメリットで参加するか決めればいいと思うし、
逆に、もし仮にあなたがアムウェイを誰かに勧めるとしたら、
強調すべきポイントは、ビジネスよりもユーザメリットです。

あ、ちなみに、私の会員種別は、
ショッピング会員ではなく、
ディストリビュータ、つまりビジネス会員です。

一応、私を通じて、あなたが会員になることもできるわけですね（笑）

まあ、これ、ビジネス会員になっておけば、
家庭用浄水器や空気清浄機など、
大きな買い物をした時に、

アムウェイビジネスのルールに基づいたボーナスが支給され、
あたかも割引価格で買ったような状況になるので、
ビジネスするつもりがなくても、
参加するならディストリビュータの方がいいわけです。
（ショッピング会員では、一切のボーナスが支給されません）

＜②MLMをやめる理由：旅するカフカの例＞

次は、過去にビジネス会員になったものの、
2020年3月現在はやめてしまったMLMの事例です。

そのMLMは、「旅するカフカ」と言うグループでした。

「旅するカフカ」は、
ワールドベンチャーズのグループの１つで、
ネットビジネスとして、
誰にも会わずにネットだけで勧誘を完結できる、
画期的なMLMグループです。

（ワールドベンチャーズについては、
「ワールドベンチャーズ（World Ventures）は稼げるか怪しいか？　評判と私の考え」
を参照してください）

私が参加したのは2017年3月で、
当時は、
これから近い将来、日本に上陸する、
格安高級旅行会社として、注目を浴びている時でした。

この段階では、まだ参加者が少ないが、
近い将来、激増することが見込まれる、と言う意味で、
ビジネスメリットが非常に高いMLMでした。

つまり、「旅するカフカ」は、
参加するなら、もれなく、
将来の権利収入をあてこんだ、ビジネスメリットだったわけです。

何もしなくても、寝ていても、
自動的にお金が入り続ける仕組み、と言うのは、
包み隠さず言えば、私にとっては、理想的です。

恐らくあなたも、本音では、
そういう仕組みがあればいいと、
どこかで思っているはずです。

だって、そうでしょ？
お金の価値って、どんな受け取り方したって、
100万円は100万円ですよ。

ならば、汗水流して、嫌な思いと苦労して100万円を得るより、
自分の好きなことだけしながら100万円を得た方が、
いいに決まってるじゃないですか！

そんな仕組みを、アムウェイのような、リアル営業しなくても、
飽和市場でパイの取り合いしなくても、
得られるとなれば、
自分に正直に生きていれば、絶対に興味を持ちますよ！

それで「旅するカフカ」の実績ですが、

私のような、
相手が何を考えたり求めているか、まるで理解できない、
言ってみればビジネス適性の低い人でも、
累計で6名のダウンが参加してくれましたから、
「旅するカフカ」自体は、それだけ魅力的なビジネスだったと言えるのでしょう。

（ビジネスって、押し売り営業したって成果は出ませんよ、
常に相手目線で考え、発言や行動できる人ほど成功しやすい世界です）

そんないいビジネスなら、なぜやめてしまったのか？
月会費に対して、入る会員の数（と言うより頻度）が
少なすぎたからか？

あとから精査すれば、それも問題だったのですが、
私が「旅するカフカ」
と言うより、
ワールドベンチャーズをやめた理由は、
もっと根本的で、深刻な問題が発生したからです。

それは、2019年秋ごろから、
ワールドベンチャーズでは、
財務上の問題が発生し、報酬未払いが世界的に深刻になったからです。

実際に私も、受け取るべき報酬を１人リクルート分、
受け取れませんでした。

（「ワールドベンチャーズは不誠実!!退会理由・退会方法教えます」も参照）

改めて書きますが、
今、ワールドベンチャーズに参加する意味があるのは、
もっぱら、ビジネスメリット、権利収入を求めて、です。

その、一番肝心な報酬が受け取れないようでは、
参加する意味、続ける意味がありません。

しかも、財務状況が深刻になったところへ、
2020年になって、世界的なコロナウイルスの蔓延で、
特にクルーズ船は危険だと敬遠され、
ますますワールドベンチャーズは苦しい状況に追い込まれています。

（ワールドベンチャーズって、高級クルーズ船ツアーを
格安で提供する事が強みの会社なんです）

こんな状況でワールドベンチャーズを続けても、
報酬が受け取れないばかりか、
彼らの財務を助けるためだけに月会費が取られていくだけです。

そのため、2020年2月に、
ワールドベンチャーズを退会しました。

要するに、いくら
「旅するカフカ」のような、
ビジネス的にすぐれたグループに参加しても、
大元の会社がダメでは、MLMは何の意味もないのです。