(2019年3月16日、記事修正)
FXで、デイトレではなく、
ポジションを2日以上に渡って持ち続ける場合は、
スワップポイントについても理解しておく必要があります。
<スワップポイントとは何か>
簡単に言ってしまえば、
FXで売買する、2つの通貨ペアの金利差です。
FXでは、通貨ペアの一方の通貨を売って、もう一方の通貨を買うことで、ポジションが成立します。
成立したポジションは、反対方向の売買を行う事で、決済します。
ポジションを持っている間は、利息が発生しますが、
通貨によって金利が異なるため、利息の額に差が生じます。
この金利の差が、スワップポイントとなります。
スワップポイントは、ポジションを2日以上にまたがって保有した場合に発生し、
デイトレで決済した場合には発生しません。<スワップポイントは、支払う場合もある>
スワップポイントは、必ず利益になるわけではありません。
マイナススワップ、つまり、支払う場合もあります。
基本原則としては、
・高金利通貨を買って低金利通貨を売った場合は、プラススワップ(受取り)
・低金利通貨を買って高金利通貨を売った場合は、マイナススワップ(支払い)例えば、ドル円(USDJPY)では、
ドルの方が円より金利が高いため、
ドルを買って円を売れば、プラススワップになり、
反対に、
ドルを売って円を買った場合は、マイナススワップになります。
<スワップポイントが発生するタイミング>
スワップポイントは、日をまたいでポジションを持ちこした時に発生します。
ここで、FX市場では、ニューヨーク市場のクローズ時刻を、
日付の変わり目と考えます。
日本時間では、夏季は午前6時、冬季は午前7時です。
この時間をまたいでポジションを持ちこした時に、
スワップポイントが発生します。
<スワップポイントの活用方法と、リスク>
スワップポイントは、
長期間、同じポジションを持ち続ける、
長期トレードをする場合に、
高金利通貨を買って、低金利通貨を売る
ことにより、毎日、スワップポイント分の利益が受け取れます。
FXでは、レバレッジがかかっていますが、
レバレッジはスワップポイントにもかかるため、
少額で大きな金利の利益を得られる点が魅力です。
しかし、よほど長期間、ポジションを保有するのでなければ、
スワップポイントの金額よりも、
為替変動による値幅の損益の方が大きく効いてきます。
このため、スワップポイントの利益よりも、
為替変動の損失額の方が大きくなり、
強制ロスカットで損失確定、と言う事態も起きかねません。
FXで損益を決める主役は、あくまで、為替変動であると心してください。
特に、新興国通貨と呼ばれる、
トルコリラや、南アランドは、
金利が高く、買えば大きなスワップポイントが付く半面、
政治や経済情勢により、価格が急落するリスクも大きいので、
この点は特に注意が必要です。
<FXメンタル面における、スワップポイントの効果>
これは個人的に感じていることですが、
FXで、ポジションを、早ければデイトレ、
遅ければ数日持ち越すトレードをしている時、
自分の保有しているポジションのスワップが、
プラス(受取り)か、マイナス(支払い)か、は、
トレードする時のメンタル面に、大きく影響してきます。
例えば、1時間足レベルで読みが外れ、
含み損を抱えたまま、ポジションを持ちこしたとします。
しかし、より長期、例えば日足や週足レベルでは、
反転して含み益を付けそうなチャートの形をしていたとします。
この時、スワップポイントがプラスだと、
なかなか反転が来なくても、
「その時」を落ち着いて、ゆっくり待てますが、
スワップポイントがマイナスだと、
もし反転しなかったらどうしよう、
と言う気持ちが日に日に強くなり、
正しい判断ができなくなってくるのです。
FXはメンタルが9割と言われる世界ですから、
人によっては、
スワップポイントがプラスになる
ポジションだけを持つようにするのも、
勝てるトレードをするための方法になります。
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<スワップポイントは、変動する>
スワップポイントは、
常に一定ではありません。
利用するFX会社にもよりますが、
政策金利の変動や、
市場の金利変動により、絶えず変化するものです。
同じポジションを長期間保有し続ける場合、
この点に注意する必要があります。
実際、
アメリカが利上げの方向で動いた結果、
USドル絡みのポジションは、
スワップポイントが大きく変化しました。
ドル円の買いポジションは、
スワップポイントがプラス方向に変化しています。
豪ドル/ドルやNZドル/ドルの買いポジションは、
スワップポイントが次第に小さくなり、
さらにプラスからマイナスに変わりました。
<スワップポイントの大きさは売りと買いで同じとは限らない>
スワップポイントの大きさは、
プラスマイナスの記号が変わるだけで、
売りと買いで大きさは同じ、と思われるかもしれません。
しかし、実際のスワップポイントは、
下表のように、売りと買いで、大きさが異なる場合もあります。

国内のFX会社では、
売りと買いのスワップポイントの大きさが、
プラスマイナスが違うだけで、ほぼ同じであるのに対し、
XMでは、買い(売り)のプラススワップより、
売り(買い)のマイナススワップの方が大きく、
中には、売りでも買いでもマイナススワップの通貨ペアもあります。
なぜ、このような事が起きるかと言うと、
XMのような、マイナススワップの方が大きかったり、
両方向マイナススワップのFX会社と言うのは、
金利差によって発生するスワップから、
一定の手数料分を差し引いて、
残り分を実際のスワップポイントとして付与しているからです。
売りと買いでスワップポイントの大きさがほぼ同じFX会社は、
スワップから手数料を取っていません。
これだけ見ると、スワップポイントから手数料を取らないFX会社の方が、
魅力的に思えるかもしれません。
しかし、実はそうではなく、スワップから手数料を取らないFX会社には、
大きな危険が潜んでいるのです。
<スワップから手数料を取らないFX会社は注文を呑んでいる>
FX会社には、注文処理の方法が、大きく分けて、
・NDD方式
・相対(DD)方式
の2種類あります。
NDD方式のFX会社は、注文を全て市場に流します。
この場合、スプレッド(売値と買値の差)と、
スワップだけが、そのFX会社の収入源になります。
一方、相対方式のFX会社は、
注文を市場に流さず、社内のディーリングルームで処理します。
このタイプのFX会社は、
顧客の損失が、FX会社の利益になります。
(詳しくは、「
NDD方式と相対方式:FX口座の、これだけは知っておきたい」参照)
スワップポイントが高いFX会社、
特に、プラススワップとマイナススワップの大きさが同じFX会社は、
ほぼ間違いなく相対方式です。相対方式のFX会社は、あなたが損失を出せば利益になり、
あなたが利益を出せば損失になる、
あなたと利害が相反するFX会社ですから、
いくらスワップポイントの高さを売りにしていても、
使用はおすすめしません。
プラススワップよりマイナススワップが大きかったり、
(金利差の小さい通貨ペアの場合)
売りと買いの両方向マイナススワップになっていても、
あなたとFX会社の利害が一致する、
NDD方式のFX会社を利用した方が、長い目で見れば、
あなたの利益につながります。(あわせて読みたい:
失敗しない、FX口座選び方のポイント)
<では、どのFX会社を使えばよいか>
最後に、それだったら、
どのFX会社を使えばよいか、の話をします。
実を言うと、FX会社選びの段階で、
スワップのことは、あまり深く考える必要がありません。
それよりも、単純に、
NDD方式採用、追証なし、ゼロカットシステム採用この3セットがそろったFX会社を利用することです。
(残念ながら、国内のFX会社で、3セット全て満たしたところはありません)
となると、必然的に、海外のFX会社を利用することになります。
このように言うと、「海外は危険!」と反射的に思われる方もいます。
しかし、それは治安や一部農産物の話であって、
FXは、海外FXの方が、国内FXよりも、むしろ安全です。(理由、詳細は、「
FXは海外口座の方が国内口座よりおすすめ!」を参照)
海外FXの中で、どこを使えばよいかは、
「海外FX おすすめ」などのキーワードでググって、
もっとも高評価だったFX会社を選べば、
それが正解です。
ただし、ググるのは手間なので、ググった結果、
出てきたFX会社を、この先で載せておきます。
<海外FXの人気No.1は、ここだ!>
ググった結果、出てきた、
人気・実力No.1の海外FX会社は、
XMと言う、海外FXの定番でした。
(XMの特徴は、
「
XM(FX会社)の評判は?実際に使ってみた 」を参照)
上の表に書いたように、XMは、
スワップポイントは、プラスよりマイナスが大きかったり、
売りと買いの両方向マイナスの通貨ペアも、結構あります。
しかしそれは、
XMが顧客の利益を第一に考え、顧客と利害が相反しないよう、
NDD方式を採用したことの裏返しです。スワップポイントの高さに目がくらんで、
相対方式のFX会社を選んでしまうと、
あなたを損失させる、
どのような罠が潜んでいるか分かりません。
NDD方式でも、
金利差の大きい通貨ペアを選べば、
スワップポイントを貯めることができるのですから、
ここは迷わず、XMで口座開設して、取引を始めましょう。以下のバナーをクリックすると、
すぐにFX口座を開設できます。
(私の場合、免許証の住所変更があったにも関わらず、5時間で完了しました)

(XM口座開設は、こちらから)
XMパートナーになると、
あなたのアフィリエイトで誰かが口座を作った場合、
その口座で取引が行われるたびに、あなたに報酬が入ります。
アフィリエイト口座を作るリスクはゼロなので、
合わせて、アフィリエイト用口座も作っておきましょう。

(アフィリエイト口座は、こちらから作れます)
以下は、おまけになりますが、
こちらの「天底チャート MT4」は、
相場の反転ポイントを見極めてエントリーや決済のシグナルを出してくれます。
シグナルに従ってトレードすればよく、心理的に気楽ですので、是非、ご利用下さい。
※XMには、MT4口座とMT5口座がありますが、
「天底チャート MT4」は、MT4のみに対応です。
MT5には対応していませんので、ご注意ください。
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